BEAUTY TOPICS
美容トピックス
2018.11.12 | 美容トピックス
セラミドの効果とは?基本的な機能や補給方法を解説
セラミドは肌の表面に存在する保湿成分で、高い保湿力を持ち角質層の水分を保持しています。そして外的刺激から肌を守るバリア機能を高めるなど、重要な働きをもつ”セラミド”。
今回はそのセラミドについてご説明致します。 ※画像:コンニャク芋(根)
「セラミド」とは?
スキンケアやインナーケアの分野で耳にすることがある「セラミド」ですが、実際にはどのようなはたらきがあるのでしょうか?
こちらでは、セラミドの効果やはたらきについて解説していきます。セラミドについて詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの内容を確認してみてください。
角質層の中にある「保湿因子」の一つ
セラミドは角質層に存在する保湿因子の一つです。肌のうるおいを保つ保湿因子には「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質」の3つがあります。その中の1つである細胞間脂質の50%以上の組成を占めているのがセラミドです。
細胞間脂質は、角質細胞の間にある脂質であり、セラミドを中心とした脂質成分が水分を挟み込んで何重にも重なっているものです。肌に水分を含む役割をもつ細胞間脂質は、層状の構造が美しく整うことで、うるおいに満ちた健康的な肌を保つことができます。
角質層のうるおいの80%以上を細胞間脂質が保っているといわれています。そんな細胞間脂質を組成するセラミドは、角質層のうるおいを保つために必要な成分なのです。
うるおいを保つバリア機能を持つ
セラミドは、表皮の一番外側に存在する「角質層」に含まれています。角質層は0.02mm程度の厚みしかありませんが、紫外線や摩擦、ウイルスなどによる外部刺激から肌を守り、うるおいを保つ「バリア機能」というはたらきを持ちます。
角質層のバリア機能は、角質層が水分や油分で満たされることで最大限の機能を発揮することができます。湿度などの外部環境によって、角質の状態は変化することがありますが、一般的な健康的な角質層には、20~30%程度の水分が含まれているといわれています。
角質層のうるおいを保ち、肌をダメージから守るためには、セラミドのはたらきが必要なのです。
セラミドの美容効果
加齢が進み50歳を過ぎる頃から、セラミドは減少するとされています。荒れた肌・乾燥をともなったアトピー性肌・老人性乾皮症などに共通していることは、ヒフの乾燥が進んだ状態で、これらのヒフでは細胞間脂質の量が低下していることが考えられます。
細胞間脂質の組成にはセラミドがその約半分(40~50%)を占めているとされ、角質層の保湿には特にセラミドが重要であるといえます。角質層の保水機能が低下すると、角質層の潤いやしなやかさ(柔軟性)がなくなるだけでなく、表皮の入れ替わり(ターンオーバー)が円滑に行われず、スキンケアトラブルの原因となります。そのためセラミドは、肌の健康を保つ上で必要不可欠と考えられます。
セラミド(コンニャク根エキス)について
こんにゃく芋(根)には他の食物原料と比較してセラミドが多く含まれています。そのセラミドは高い保湿力を持ち角質層の水分を保持し、外的刺激から肌を守るバリア機能を高め、乾燥や紫外線から肌を守ります。
セラミド配合化粧品に期待できる効果
(1)肌荒れ・かさつきの予防と改善効果
(2)ヒフのしなやか効果
(3)ヒフのしっとり・なめらか効果
(4)小じわの予防効果
セラミドを生成する「ターンオーバー」
角質層に含まれるセラミドは、肌のターンオーバーの過程で生成されます。ターンオーバーとは、古くなった角質や皮膚が剥がれ落ち、新たな皮膚が生成される作用のことです。ターンオーバーが正常に行われることで、美しい肌が導かれます。
セラミドはターンオーバーの中で、肌の顆粒層から角質層に押し上げられる過程で生成され、細胞間脂質に放出されます。
ターンオーバーのサイクルは、新陳代謝の機能が活発な20代までは、約28日周期であるといわれています。しかし、年齢を重ねるごとにその周期は徐々に長くなっていくことがほとんどです。すると、肌内部ではセラミドの数が減少し、うるおい不足やバリア機能の低下などの問題が生じてしまいます。
肌のうるおいやバリア機能を保つには、セラミドの量や質を保つことが重要です。ターンオーバーのサイクルを乱さぬよう、規則正しい生活習慣を意識したり、セラミド配合のスキンケアアイテムを使用するなどの工夫をしてみるといいでしょう。
セラミドを増やすメリット
肌の角質層に含まれる成分の一つであるセラミド。そんなセラミドの量を増やすと、どのようなメリットを得られるのでしょうか?
こちらでは、セラミドを増やすメリットについてお話ししようと思います。セラミドを増やすメリットについて知りたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
肌のうるおいを保つ
セラミドには、 肌の角質細胞のすき間を満たし、水分を保持するというはたらきがあります。肌の角質細胞がレンガ状に綺麗に並んだ状態を、一般的にはキメが整った状態と呼び、透明感やうるおい感をもたらします。
保湿因子の一つであるセラミドは、角質細胞同士をきれいにならべて繋げるセメントのような役割を担っているのです。
また、セラミドには水分と皮脂の両方とつなぐ性質があります。この性質によって、肌に含まれた水分が蒸発することなく、角質層にとどまることができるのです。
セラミドの量や質を保つことで、肌のうるおいをキープすることができます。乾燥肌にお悩みの方は、ぜひスキンケアや日々の食事からセラミドを補給することを意識してみてください。
肌トラブルを防ぐ
セラミドを含む角質層は、紫外線や摩擦、ウイルスなどの外部刺激から肌を守るバリア機能というはたらきを持っています。角質細胞内がセラミドで満ちており、レンガ状に並んでいれば、バリア機能が正常に作用するのです。
紫外線や摩擦、汚れは、ニキビや乾燥肌、毛穴の開きなどの肌トラブルを引き起こす大きな要因の一つです。美しくつややかな肌を保つためには、バリア機能のはたらきが必須です。
花粉による影響や乾燥などで肌が敏感になりやすい季節には、セラミドの補給を意識したスキンケアを行ってみてはいかがでしょうか?
セラミドを増やす方法とは
美しく健康的な肌の状態を保つために欠かせない成分であるセラミド。そんなセラミドの量や質を落とさないためには、どのような対策に取り組むべきなのでしょうか?
こちらでは、角質層のセラミドの数を増やす方法について解説いたします。セラミドの数を増やし、うるおいに満ちた肌を手に入れたいとお考えの方は、ぜひこちらの内容を参考にしてみてください。
洗顔やスキンケアは丁寧に行う
セラミドは加齢だけでなく、肌の洗いすぎや生活環境が原因の乾燥によっても減少することがあります。セラミドの数を保つためには、それらの肌に与えられる刺激を抑えてあげることが大切です。
例えば、汚れやメイクを落とすための洗顔やクレンジングは、セラミドや必要な皮脂を洗い落としてしまわぬよう、ゴシゴシと力強くこすって洗うのではなく、たっぷりの泡を作り、優しい力で汚れを落としてあげると良いでしょう。
また、洗顔後の肌は乾燥しやすい状態になっているので、できる限り早く保湿してあげることも大切です。セラミドを配合した化粧水などを使用して、乾燥を抑えましょう。
セラミド配合のスキンケアアイテムを使う
ドラッグストアやコンビニなどで購入できるスキンケアアイテムの中には、セラミドが配合されたものもあります。肌の乾燥が気になる方や、花粉などの影響によって敏感になっていると感じている方は、ぜひセラミド配合のスキンケアアイテムを使用してみてください。
セラミド配合のスキンケアアイテムを使用することで、肌に直接セラミドを補給することができます。セラミドを補給して、うるおいに満ちた肌を手に入れたいとお考えの方は、ぜひ使用しているスキンケアアイテムを見直してみてはいかがでしょうか?
体の内側からセラミドを増やす
実はセラミドは、体の内側からも増やすことができるといわれています。セラミドは、1日に約0.6g以上摂取することを推奨されています。食べ物の中で最もセラミドの含有量が高い生芋こんにゃくは、100gあたり0.76gのセラミドを含んでいます。
また、米や小麦、大豆、牛乳、ひじき、わかめなどの食材にもセラミドは含まれています。これらの食材を積極的に摂取することで、体の内側からセラミドを補給することができるでしょう。
また、食材でのセラミドの補給が難しい場合には、サプリメントやドリンクを用いて補うこともおすすめです。
肌のターンオーバーサイクルは長いので、インナーケアは継続することが重要です。毎日こつこつとセラミドを摂取することで、未来のみずみずしいお肌を手に入れることができるでしょう。
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