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2018.6.18 |

美肌を守るには日焼け止めが効果的!紫外線の性質を詳しく解説

美肌を守るには日焼け止めが効果的!紫外線の性質を詳しく解説

前回に引き続き紫外線についてです。今回は紫外線の性質についてご紹介します。

紫外線対策は日傘だけでOK…ではありません。上からだけでなく、さまざまな方向からやってきます。

「紫外線は日傘をさしているから大丈夫」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

もちろん日傘は上から降ってくる直射光を防ぐには大きな働きをしてくれます。しかし、角度を変えてやってくる散乱光や反射光を防ぐことは難しいのです。

日焼け止めの効果とは?

日焼け止めの効果とは?

日差しが強くなる暑い季節、使用している人も多いであろう「日焼け止め」。皆さんは、日焼け止めにどのようなはたらきがあるかご存知ですか?

なんとなく使ってはいるけど、具体的にどんなはたらきをするかは分からない…なんて方も少なくないのではないでしょうか。

若々しく美しい肌を保つための必須アイテムである日焼け止めの効果について、今一度振り返ってみましょう。

日焼けを防ぐことができる

日焼け止めの役割はズバリ、「日焼けを防ぐ」というものです。

そんなことは知っている、と思った方も多いかと思いますが、ここでしっかりと確認していただきたいのは日焼け止めの使い方と、効果を発揮する時間について。

実は、日焼け止めは塗ったその瞬間から効果を発揮するものではありません。

日焼け止めは、塗った15~30分後に肌に馴染み、紫外線予防効果を発揮し始めます。つまり、家を出る直前に日焼け止めを塗るという方法では、紫外線を完全に防ぐことができないのです。

また、日焼け止めの効果が持続するのは約2時間程度だと言われています。日中の紫外線から肌を守るためには、定期的に日焼け止めを塗りなおす必要があるのです。

紫外線対策として、日焼け止めを肌に塗るのは非常に有効な方法です。ただし、正しい使い方を理解しておかないと、その効果を発揮することができない場合もあるため、注意が必要です。

日焼け止めの効果は様々…どのように選ぶべき?

日焼け止めの効果は様々…どのように選ぶべき?

美肌を保つためのマストアイテムである日焼け止めは、豊富な種類の商品が展開されています。しかし、あまりに種類が多く、どれが自分に合うのか分からず、迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。

そんな方には、紫外線の種類に合わせて日焼け止めを選ぶ方法をおすすめします。

地上に届く紫外線は「UV-A波」と「UV-B波」の2種類あります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った日焼け止めを選ぶことができるはずです。日焼け止めの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

UV-A波を防ぐ日焼け止めの「PA」

UV-A波は、肌を黒く日焼けさせる紫外線の一種です。肌の深部に届きやすいUV-A波は、シミやしわの原因となりやすく、年間を通して照射量が多いことも特徴。

そんなUV-A波を防ぐのが、日焼け止めの指標である「PA」です。

PA値が高い日焼け止めは、その分UV-A波を予防する機能が優れています。一方で、PA値が高い日焼け止めは、その分テクスチャがこっくりと重たくなりやすいので、使用感を苦手に感じる方も少なくありません。

外にいる時間が長い人や、レジャーなど外に出かける機会が多い人は、PA値が高い日焼け止めを選ぶと良いでしょう。外出する機会が多くないという方には、PA値が低く、使いやすい日焼け止めがおすすめです。

UV-B波を防ぐ日焼け止めの「SPF」

UV-B波は、肌の表面に作用する紫外線の一種で、浴びると肌が炎症を起こしたように赤くなります。シミやそばかす、乾燥肌の原因となるUV-B波は、夏場の照射量が特に多い傾向にあります。

そんなUV-B波を防ぐのが、日焼け止めの指標である「SPF」です。先ほどお話したPA値と同じように、SPF値が高い日焼け止めはその分UV-B波を防ぐ機能に優れています。

日焼けすると肌が赤くなりやすいという方や、夏場、日光の下で活動する機会が多い方は、SPF値が高い日焼け止めを選ぶと良いでしょう。屋内で活動することが多いという方は、落としやすく使用感が軽やかなSPF値の低い日焼け止めがおすすめです。

日焼け止めを塗らないとどのようなことが起きる?

日焼け止めを塗らないとどのようなことが起きる?

もしも日焼け止めを使用しないと、肌にどのような影響が及ぶでしょうか。ここでは、紫外線が肌に与えるダメージについて詳しくお話していきます。

紫外線によって肌がダメージを受ける

日焼け止めを使用せずに、日光に肌を晒し続けると、肌は紫外線によるダメージを受けてしまいます。その結果、肌は赤く熱を持って炎症を起こしたような状態になったり、黒ずんだりしてしまうのです。

美しい白肌をキープするためには、やはり日焼け止めの使用は欠かせません。

蓄積したダメージによって肌の老化が進む

紫外線による肌へのダメージは、先ほどお話した肌の変色だけではありません。

実は、紫外線が原因の肌ダメージは、時間をおいて現れるものも多いのです。年齢を重ねて現れるシミやしわ、そばかすなどは、紫外線によるダメージが蓄積したことが原因である場合もあります。

いつまでも若々しい美肌を保つためにも、日焼け止めによる紫外線の予防は続ける必要があるということです。

太陽光の種類をチェックして日焼け止めを効果的に用いる

直射光・散乱光・反射光についてご紹介いたします。

【直射光】

太陽から直接地上に達する光

【散乱光】

太陽からやってきた光が窒素・酸素などの空気分子やエーロゾル粒子

(固体または液体の微粒子)にあたり、その進行方向が変化し地上に達する光のこと

下記のグラフは本州の夏の晴天時のUVインデックスの⽇ 変化の例。

散乱光がいかに直射光より多く割合を占めているのかがわかります。

(気象庁:錯乱される紫外線)より

【反射光】

太陽から降り注がれた光が地表で反射した光。

反射率は下記のようになります。

・新雪:80%

・砂浜:10~25%

・水辺:10~20%

・アスファルト:10%

・草地・土:10%以下

(環境省:紫外線環境保健マニュアル2015より)

 

 

このように紫外線は角度を変えてさまざまな所からやってきます。

美しい肌を守るために、面倒くさいかもしれませんが、日傘・帽子と合わせて日焼け止めを使用することが大切になってきます。

日焼け止めを効果的に使うための正しい塗り方とは?

日焼け止めを効果的に使うための正しい塗り方とは?

日焼け止めは正しい塗り方で使用することで、効果を十分に発揮することができます。ここでは、日焼け止めの正しい塗り方をご紹介いたします。

意外に知られていない日焼け止めの正しい塗り方について、今一度ご確認してみてはいかがでしょうか。

日焼け止めを塗る量が少なければ効果が期待できない場合も

日焼け止めは、塗りこむ量が少ないとその効果を十分に発揮することができません。

塗り心地を軽くするために、少量を薄く伸ばす使い方をしている方もいらっしゃるかもしれませんが、紫外線予防効果を十分に発揮したいという方は、しっかりと厚めに日焼け止めを塗りこむように意識しましょう。

使用している日焼け止めの使用量の目安を確認することも重要です。

日焼け止めの塗りムラができないよう満遍なく

日焼け止めを塗るときは、塗りムラができないように満遍なく肌に塗りこむことが重要です。塗りムラがあると、その部分だけが日焼けしやすい状態になってしまいます。

透明感あふれる美肌を目指すなら、全身にしっかりと日焼け止めを塗りこむように意識しましょう。

汗水に弱い日焼け止めは塗りなおしを

日焼け止めの多くは汗水に弱く、塗布した部分が水に濡れると、日焼け止めは簡単に落ちてしまいます。紫外線予防効果を十分に発揮するためには、適度に塗り直すことが重要です。

汗や水で肌が濡れてしまった場合は、その部分をしっかりとふき取って水気をとり、日焼け止めを塗りなおしてください。

若々しい美肌を保つためには、日焼け止めを塗りなおすという習慣を身につけることが大切です。

日焼け止めの効果を最も実感できる使用タイミングはいつ?

日焼け止めの効果を最も実感できる使用タイミングはいつ?

日焼け止めは使用するタイミングも重要です。正しいタイミングで日焼け止めを使用することで、効果を最大化することができます。

ここでは、日焼け止めを使用する最適なタイミングについてお話します。ぜひ参考にしてみてください。

外出前は日焼け止めを欠かさずに

基本的なことではありますが、外出前には必ず日焼け止めを使用するよう心がけてみてください。

日差しの強い日だけでなく、曇りの日にも紫外線は降り注いでいます。また、シミやしわの原因となるUV-A波は、一年を通して地上に届いているのです。

いつまでも健やかで美しい肌を保つために、お出かけ前の日焼け止めは習慣化すると良いでしょう。

日差しの強い時期は塗りなおしを忘れずに

日焼け止めを使用するうえで重要なのが、定期的に塗り直しをすることです。

日焼け止めの効果が持続するのは約2時間程度であると言われています。また、先ほどお話した通り、日焼け止めは汗や水に弱いものも多いため、使用箇所が濡れるとすぐに落ちてしまいます。

日焼け止めの効果をきちんと得るためにも、塗り直しをするよう心がけてみてはいかがでしょうか。

曇りの日にも使用することが大切

先ほどお話しましたが、紫外線は日差しの強い日だけでなく、曇りの日にも地上に降り注いでいます。

日焼け止めを使用するのは夏の暑い日のみという方も多いかと思いますが、将来のシミやしわ、そばかすを防ぐためにも、一年を通して日焼け止めを使用することをおすすめします。

化粧の上から日焼け止めを使用するのに抵抗があるという方は、紫外線予防機能があるパウダーがおすすめです。ぜひお試しください。

日焼け止めを効果的に使って美しい白肌をキープしよう

日焼け止めを効果的に使って美しい白肌をキープしよう

今回は、日焼け止めが持つ機能や、日焼け止めの正しい使い方についてお話していきました。

日常的に使用している人も多い日焼け止めですが、その機能や正しい使い方についてはきちんと理解していないという方も多いかと思います。

日焼け止めは正しく使用することで、その効果を最大限に発揮することができます。

皆さまもぜひ、日焼け止めを正しく使って、若々しい白肌をキープしてみてください。

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